北海道と猫、美味しい食べ物の詰合せサイト
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冬の旭山動物園に行ってきた!

北海道の一大観光地にもなっている「旭山動物園」に行ってきました!
旭山動物園といえば、自然に近い環境の中で生活する動物たちを見ることが出来るということで、一躍有名になりました。
水の中をスイスイと泳ぐ「ペンギン」や「アザラシ」、野生に近い森の中で暮らす「オオカミ」など、想像するだけでワクワクが止まりません。
訪れたのは 2021年の3月。一般的には春めいてくる時期と思いますが、何せここは北海道。特に旭川市は盆地なので冬場は結構冷えますし、北海道的に 3月はまだまだ真冬なのです!!
ですが、それを見越して全身スキーウェアでガチガチに武装した私たちはノーダメージです。吹雪も強風もどんと来い!
周りを見てもスキーウェアを着ているのは私たちだけでしたが、そこは気にしない方向で 笑。
園内の入口にはスーツケースも入れられそうな大きなコインロッカーがあり、観光客が訪れやすい仕様になっていました。
入場料は通常「1,000円」で、年間パスポートは何と「1,400円」という破格の安さです。迷わず年パスを買いましたよね。
そしてその場で強制的に名前を書かされました(これ重要)。
はやる気持ちを抑えながら入場すると、まずはホッキョクグマのパネルがお出迎え。
足元に日付が書かれているので、記念撮影ポイントに最適です。

※Youtube でも園内の様子を公開しているので、宜しければそちらもお楽しみ下さい!
 動画は #1 ~ #3 まであります

【 真冬の動物園を散策】再生リスト

※【】の青文字をクリックすると動画を表示します!

ホッキョクグマがお出迎え
 

何から見ようかなーと思っていたら、「これからペンギンのお散歩が始まります」とのアナウンスが!
この時期(積雪のある時のみ)は、ペンギンが園内をお散歩するイベントがあるのです。
これは見逃せないと園内を全力で駆け抜け、ぜーはー言いながらも無事にイベントに参加することが出来ました。

一番前で先導しているようなペンギンが、「オレに付いてこい!」と言わんばかりに羽をバタバタさせて歩く様が本当に可愛らしかったです。
眠そうな瞳でぼんやり歩く子や、周りをキョロキョロしながら落ち着かない子など、ペンギンの色んな表情を見ることが出来て、最高に楽しかったです。
ペンギン好きな方は、是非冬に訪れることをお勧めします!

ペンギンのお散歩
 

続いてキリンを見に行く途中、キリン柄のカラーコーンを発見!!
それぞれのエリアに、こういった動物を模したパネルやベンチなどが置いてあって、それがどれもお洒落で可愛いのです。
進んでいくと、アミメキリンがむしゃむしゃとご飯を食べていました。
旭山動物園は動物との距離がとても近くて、キリンをこんなに間近で見たのは初めてでした。
毛質は高級なベルベットのようで、触ったら最高の撫で心地なのでは!?と思わざるを得ません。今までは大きいなーというくらいの感想しかありませんでしたが、近くでみることでこんなに高貴な印象を持つとは驚きです。

お洒落なキリン柄

キリンの毛並みに見とれていたら、突然の猛吹雪に襲われたので休憩所で避難することに。
途中、ハリーポッターでお馴染みのシロフクロウが雪に擬態していたので、吹雪にも関わらず思わず足を停めました。
真っ白でふかふかでとても可愛いです。まるで雪が温かい毛布かのごとく雪にうずくまっている姿は、見ていて微笑ましい気持ちになりました。

真っ白なシロフクロウ

撮影が再開できるようになるまで、休憩所でおやつを食べながらのんびり待ちました。
休憩所は、森の中のレストランを体現したような可愛らしい作りになっており、照明やテーブルには動物たちの絵が描かれています。
呼び出しのベルがアザラシで、これもとても素敵でした。

 

こちらの休憩所はレストラン機能も担っており、カレーやラーメンなどの美味しそうなメニューが沢山あります。
ですが、夕食の予定が早めだったため爆食したい気持ちをグッと堪え、気になる商品を控えめに注文しました(偉い!)。
まずは揚げもち串(230円)。お醤油と海苔の香ばしさが、もちもち食感の「いももち」と合わさり非常に美味しかったです!揚げてあるのに重くはなく、さっと食べられる感じが嬉しいです。
次に北海道コロッケ(150円)。美味しいジャガイモを使ったコロッケが美味しくない訳がない!ということで、きめ細かく上品な甘さのジャガイモを存分に堪能できる納得の美味しさでした。
最後は北海道名物のエゾシカが入ったメンチカツ(300円)。サックサクの衣に優しい甘さのジャガイモとエゾシカのジューシーな感じが上手く調和し、幸せな美味しさになっています。シカは臭みが強いというイメージがあるかもしれませんが、きちんと調理されていればそんなことはなく、旨味が詰まった牛肉のような味わいです。
他にも北海道には「シカバーガー」や「シカの串焼き」「シカのステーキ」など、鹿肉を使った料理が色々あるので是非試してみて下さい。

揚げもち・コロッケ・メンチカツ
 

そんな幸せな時間を過ごしていたら、吹雪が落ち着いてきたので散策を再開。
旭山動物園の目玉でもある「あざらし館」に向かいます。
大きな水槽に加え筒形のドームが設置されており、アザラシたちの泳ぐ姿を間近で観察できます。このエリアはいつもお客さんがいっぱいでゆっくりと見ることができなかったのですが、この日はラッキーな事にとても空いていたためじっくりと眺めることが出来ました。
のんびりと優雅に泳ぐアザラシたちは、時間を忘れていつまでも見ていられる素敵なひと時でした。
全部で10頭もいるアザラシの紹介パネルを見ると、皆それぞれ顔立ちが異なっていて表情が豊富なことがわかります。きっと性格も違うんだなぁなんてことを想像しながら楽しめます。

気持ちよさそうに泳ぐアザラシ
 

続いて、可愛い案内パネルに従い「ほっきょくぐま館」へ。
目の前で 2回も立ち上がるポーズをしてくれて感動!!
夏だと水の中にダイブする姿も見ることが出来るので、そちらもお勧めです。
ガラス越しで見ていた時は、大きな手足でのしのしと歩く姿はとても可愛く思えたのですが、フェンス越しに間近で見た時はその大きさに圧倒され、やっぱりクマなんだということを思い知りました。
息遣いまで感じられる距離でホッキョクグマを見るという、貴重な体験が出来て良かったです!
コープさっぽろのイメージキャラクターである「トドック君」のベンチが近くにあり、彼がホッキョクグマだったということを初めて知りました 笑。

ホッキョクグマ
 

外に出ると、雪の中で丸まっている「キタキツネ」を発見!
ふさふさの尻尾を枕にして丸まる姿は、可愛い以外の何者でもありません。

尻尾を枕にするキタキツネ

ここでちょっとしたアクシデントが発生!
入口で買った年間パスポート、覚えていますでしょうか。買ってすぐ名前を書かされた理由がわかりました。人生初、館内放送で名前を呼ばれました 笑。
どこかで落としたのでしょうね。恥ずかしいと思いながら案内所まで行き、無事にパスポートを回収しました。きっと同じような人がたくさんいるんでしょうね…。

【可愛い年間パスポート】

続いては、雪でも元気いっぱいの「レッサーパンダ」です。
飼育小屋の上にある吊り橋を定期的に渡ってくれます。モフモフの尻尾を揺らしながら歩く姿がとてもキュートです。吊り橋を渡っている途中、一瞬立ち止まってカメラをチラ見してくれました。コンサートで「今自分に向かって笑ってくれたんだ!」と、興奮するファンの気持ちがよくわかりました 笑。
冬の動物園の特権は、いつもよりフサフサした動物たちを見ることが出来ることですね。夏場に比べると毛の量が全然違います。

フサフサなレッサーパンダ
 

「もうじゅう館」では、エゾヒグマ、アムールトラ、ライオンを見ることが出来ました。
雪景色にトラ柄がとてもマッチしているアムールトラも素敵でしたが、雪の中遠くを見つめて佇むライオンも渋くて格好よかったです!

猛獣の代表格たち
 

次は「オオカミの森」に向かいます。
100年ほど前は北海道に多くいた「エゾオオカミ」ですが、開拓に伴って沢山が殺されて絶滅してしまいました。その結果オオカミの獲物であったエゾシカが増えすぎてしまい、シカたちは害獣となってしまいました。
そんな悲しいエピソードを胸に刻みつつ、針葉樹林に囲まれた中でのびのびと暮らすオオカミたちの姿を見に行きます。現在旭山動物園にいるオオカミは、カナダからやってきたシンリンオオカミです。ここは100年前の北海道の自然を感じることができる素敵なエリアです。
雪と針葉樹林とオオカミというとても絵になる光景の中、丸まってる子や、一番高い位置で周囲を見渡す子など、皆それぞれの時間を自由に過ごしていました。
格好良さの中にも哀愁があり、何だか胸がいっぱいになる思いがしました。

オオカミたち
 

最後は、お散歩を終えたペンギンたちに会いに行きます。
まずは空飛ぶペンギンとして有名な水中ドームで、泳ぐペンギンを見ようと思ったのですが…。1匹もいません。お散歩後で疲れたのか寒いからかわかりませんが、誰一人水に入ろうとしていませんでした。
ですがこの透明度の高い水中ドーム!この幻想的な景色を見るためだけでも、ここに来る価値があると思います。何の生き物もいなくても、一日ここでずっと過ごしたいと思う程の綺麗さなので季節を問わず是非見て欲しいと思います。
そんな夢うつつな気分で外に出ると、ペンギンたちが全員集まってました。歩き疲れたのか何となくぼんやりしてる子が多い気がしましたが、どの子も真っ白なお腹をぷくぷくさせて可愛さ満点です。
この丸っこいフォルムと短い手足が、見ていて何とも微笑ましい気持ちにさせてくれます。
今度来るときは、水の中をビュンビュンと華麗に泳ぐ姿を撮影してきたいと思います。

水中トンネルとペンギンたち
 

今回は時間の都合上、急ぎ足で園内を散策(3時間弱くらい)したので、主に園内の右側しか見れませんでした。旭山動物園はそれぞれの展示エリアが広々としていて、全体の大きさはサッカーグラウンド30面ほどもあるので、全部を回るとなると丸一日がかりになります。冬場は閉館しているエリアもあるので、見たい動物に合わせて訪れるのがいいと思います。

【広大な園内マップ】

出口付近にあった美味しそうなパン屋さんと、ソフトクリーム屋さんに寄ってみました。
チョコクロワッサン(300円)と、おしりソフトクリーム(350円)を購入。クロワッサンはややビターなチョコと香ばしくてサクサクなパンと相性バッチリ!
ソフトクリームには、商品名にもある動物のかわいいお尻を模したクッキーが乗っていて、写真映えにも向いています。味は濃厚な牛乳とバニラの風味が心地よく、とろける美味しさでした。おしりクッキーもバターの香りが豊かでとても美味しかったです。お土産としても喜ばれそうですね。
お土産屋さんにも寄り、動物グッズを沢山購入して幸せな気持ちいっぱいで園内を後にしました。

おやつとお土産
 

旭山動物園は本当に全ての動物が生き生きと暮らしているのが感じられ、何といっても「至近距離で動物が見られる」動物園です。
お客さんが見やすく楽しめる工夫がされているのが良くわかりますし、広々とした空間を自由に動き回る動物たちの姿は、ずっと見ていたくなります。
園内は自然も多いので、周りの景色を眺めているだけでも解放感があり癒されます。年間パスポートをゲットしたので、また違う季節の時にも訪れて異なる雰囲気を楽しんでみたいと思います。

旭山動物園
■住所 : 〒078-8205 旭川市東旭川町倉沼
■電話番号 : 0166-36-1104
※営業時間および休館日は時期により変動するため、公式でご確認下さい

※Youtube でも園内の様子を公開しているので、宜しければそちらもお楽しみ下さい!

旭山動物園 #1】 真冬の動物園を散策!!
旭山動物園 #2】 真冬の動物園を散策!!
旭山動物園 #3】 真冬の動物園を散策!!